フードリボンプロジェクトは、一般社団法人ロングスプーン協会を活動母体として、運営されています。
以下は、ロングスプーン協会の名前の由来となった物語です。
ある日のこと。
地上のとある人が、地獄をのぞいてみました。すると地獄にいる人々は、やせ細っていました。飢えに苦しんでいる様子です。
ところが、人々の目の前にあるテーブルにはご馳走が並んでいます。にもかかわらず、そのご馳走を食べることができないでいるのです。 よく見ると、彼らは柄がとてもとても長いスプーンを手にしていました。
そのスプーンは腕よりも長いので、自分で口に運ぶことができません。 だから、ご馳走を目の前にしておきながら、人々は苦しんでいたのです。
次にその人は、天国の情景を見てみました。 人々はとても楽しそうです。笑顔に溢れ、体つきも健康なようです。ところがなんと、その環境は地獄の人々と全く同じだったのです!!
人々はご馳走の並べられたテーブルの前に座っていました。 手には柄の長いスプーンを持っています。
それにもかかわらず、天国の人々は普通に満足のいく食事を食べることができています。それどころか微笑み、楽しく過ごしていた。
よく見てみると、天国の人々は自分で食べ物を口に入れようとするのではなく、他の人々の口にご飯を運んであげていたのでした。全員が分け合い与え合っていたのです。
それによって天国の人々全員がご飯を食べることができていて、みんなに笑顔が溢れていたのでした。
この世界は天国なのか、地獄なのか。
その答えはそこで生きる人々に委ねられているのかもしれません。
私たちは、皆が利他の精神を持つことで、共に手を取り合い、共に幸せに暮らしていける社会を目指して活動していきたいと、考えています。
そんな思いから、ロングスプーン協会は発足しました。
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